勝浦町ビッグひなまつり2016/100段のひな壇と30,000体の雛人形。日本一華麗なひな祭り♡

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勝浦町ビッグひなまつり2016/100段のひな壇と30,000体の雛人形。日本一華麗なひな祭り♡

女の子のお祭り!桃の節句

2016年2月21日(日)~4月3日(日)開催

3月3日は雛祭り!仲良く並んだ男女の雛をモチーフにしたお菓子やグッズが2月の半ばから店頭に並ぶ。これは女の子の成長の無事を祈る行事で、各家庭ではもちろん、あちこちでお祝いのイベントが催される。中でも注目したいのが、数えきれないほどたくさんの雛人形を飾った「ビッグひなまつり」。これは徳島県東部の町、勝浦で1989年(平成元年)から始まった試みで、高さ8m、幅は20mにも及ぶ巨大なピラミッドが設置され、そこに絢爛豪華な雛人形が所狭しと飾り付けられる。天井まで届くようなその迫力に、誰しもアッと驚くだろう。

雛祭りの由来

元々は厄除けのまじないでもある「形代」として民間に伝わっていた「流しびな」が原型のこの祭り、平安時代の貴族の姫君の人形遊びとして発展し、やがて成長を祝う節目の行事へ変化した。特に江戸時代に入り、社会が豊かになり、文化も爛熟していくにつれて人形芸術としての価値が加えられ、道具類を備えた男雛と女雛を対にして飾る形が完成された。

貴族や武家などの特権階級にとっては娘の結婚のための贅沢な支度となり、その後は明治・大正に至って、一般庶民も同じような形式で人形を飾ることが広まった。現在では嫁入り道具というよりも女子の誕生を祝う、季節を演出する、という調度品として定着している。

どうしてこんなにたくさんの人形が?

昭和の高度成長期には、階段状の飾り台に10~15体の人形を飾る「段飾り雛」が人気となった。しかしその後の住宅事情の変化や少子化の影響、飾りつけや収納の手間が敬遠され、コンパクトで小さいタイプや、男雛と女雛だけの「親王飾り」に人気が移ることに。

阿波浄瑠璃など人形と縁の深いこの地域の有志が、「時代遅れになった」雛人形が納戸の中で仕舞い込まれたり、廃棄されたりするのはしのびないと、町興しと人形文化伝承のために始めたのがこの勝浦町ビッグひなまつり。多くの人に見てもらうことが「供養」になるという、物にも魂の宿るとする日本ならではの想いがそこにはあるのです。これを聞きつけた全国から様々な雛人形が送られ、現在では約30,000体にもなる。

雛人形を鑑賞するコツ

じっくり見て!個性タップリな人形たち

たくさんあり過ぎて目が眩みそう!でもよく見てみると、それぞれに顔立ちや衣裳や持ち物が異なることに気付く筈。例えば、細長い顔立ちで大きな人形は「享保雛」と言われ、江戸時代の半ば、18世紀頃のもの。歴史的にも最も豪華な人形が作られた時代。また、立ち姿の素朴な人形は、厄除けの身代り人形として雛祭りの原型を留めている。一番数が多い、座った姿勢で十二単や束帯などの平安衣裳を着た雛人形は「有職雛」「現代雛」と呼ばれる。

どの雛人形にも共通するのが、その衣裳。これは平安時代から変わらず伝えられる、「公家」、すなわち天皇家とその周辺の貴族の正式な婚礼衣裳。女性は何枚もの打掛を重ねた豪華な「十二単」、男性は古代中国から伝わった衣裳を元にした「衣冠束帯」。現代の和服とは異なった形に特徴がある。そしてその彩りや色の重ね方にも人形師が丹精を籠めている。

その他の人形にも役目がある

主役の男雛と女雛が、結婚式の新郎新婦(帝とその后)であるのに対し、付添い役が「三人官女」と「五人囃子」。飾り方によっては省略されることもあるが、官女すなわち侍女は結婚の儀式の盃固め「三々九度」を行う役で、手に手に盃の載った台や銚子を持っている。「五人囃子」は婚礼の音楽を演奏する男性達。太鼓や笛などの姿も色々です。その他にも、威風堂々とした守り役の大臣は弓矢を背負い、傘や沓などを持った裸足姿の使用人なども。江戸時代の終わりから明治・大正頃の富裕層では、こういうお供の人形にも贅をこらし、まるで人形芝居の一場面を作るかのように揃えた。

豪華な道具類の数々にも注目

そして、雛人形と同じようにミニチュアサイズで作られた、漆塗り・蒔絵の道具もお見逃しなく。姫君の結婚の支度を模したもので、祝膳の他、箪笥・火鉢などの家具、牛の引く御所車などがあります。そして必ず男雛と女雛の居場所に必要なのが、金屏風と雪洞、そして緋毛氈に置かれた特別な柄の畳です。これはこの結婚が帝のものであるという印。そして、金屏風は祝い事には欠かせない。現代の結婚式でも新郎新婦の背後を飾っています。また、飾りがどんどん豪華になった時代には、人形のための御殿も多く作られました。京都の天皇の住まい「御所」を写したもので、桜と橘の樹が共に飾られるのは、それを忠実に再現している。今目の前に繰り広げられているのは、まさに平安時代の一コマ。

全国各地の特徴ある雛祭り

ビッグひなまつりは「勝浦」をつなぐ

徳島の雛祭りが「元祖」だとすれば、その分家にあたるイベントが、千葉県と和歌山県でも行われる。いずれもその土地の名は「勝浦」。海沿いの町同士、同じ名前を持つ縁から雛人形を通じた交流が始まった。千葉では「遠見神社」の参道の60段の階段に数千体を飾り、民家を開放して独特の飾りつけを楽しんでもらう。和歌山ではやはり大きな雛段をズラリと並べる他、雛人形のように着飾った少女の舞や茶菓接待などのイベントが催されます。ただし、和歌山県は先年の大雨被害により、しばらく雛祭りは中止しており、その支援を徳島の会場で行うなど、「勝浦」同士が連携して支え合っている。

色々な形の雛飾り

対照的に、伝統的な飾りつけを主に見せる地域も多数あります。例えば福岡県の柳川をはじめとした「吊るし飾り」も、少女の健やかな成長を祈るもの。また、徳川家を始めとした大名家に伝わる、姫君の婚礼支度としての由緒正しい雛人形を展示する催しも。「徳島城」でも、御所飾などの歴史を感じさせる人形の展示があります。また、変わり種では、和歌山県の港町にある「淡島神社」では、不要になった人形を船にのせて流し祈る雛供養という行事が行われる。旧暦で4月3日までの期間、各地で様々な雛祭りを体験できるだろう。

会場近くに「ひな街道」

この勝浦町の隣、坂本地区では「雛人形の奥座敷」と称して、地域の家庭が古くから大事に保存してきた雛人形を紹介する催しが同時期に開催。特に最も歴史のある「森本家住宅」の座敷での展示は、建物のクラシックな風情の中、間近で見る人形の世界に、まるでタイムスリップしたかのようなひと時を味わえる。ぜひ足を伸ばしてみましょう!

勝浦町ビッグひなまつりアクセス

公共交通機関利用の場合

JR徳島駅より徳島バス(勝浦線)乗車、「人形文化交流会館前」下車(所要時間約60分)

勝浦町人形文化交流館 〒771-4303 徳島県勝浦郡勝浦町生名字月ノ瀬35-1

自動車の場合:県道16号線を勝浦方面へ直進、徳島市内より約30分。

DATA
バス停徳島バス人形文化交流会館
公式サイト公式HP  http://www.bighinamaturi.jp/
アクセスJR徳島駅よりバス
開催時期年により変動:2月最終日曜より4月第一日曜
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