大阪・岸和田だんじり祭り2015/観覧席チケット必須…勇壮無双の喧嘩祭り。漢たちの激情★動画あり

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大阪・岸和田だんじり祭り2015/観覧席チケット必須…勇壮無双の喧嘩祭り。漢たちの激情★動画あり

300年の歴史を誇る城下町の秋祭り

祭礼曳行日程

残暑も厳しい9月、詰めかけた観客でごった返す街の中を、「ソウリャ、ソウリャ」の掛け声と共に疾走する「だんじり」。笛の合図で更に加速しながらほぼ直角に角を曲がっていく巨体の迫力に、大きな歓声が上がります。岸和田という一地方都市の名を全国に知らしめた祭りのハイライトである「やりまわし」。人口20万人に満たないこの町に、祭りの時期には600,000人もの人が引き寄せられるのは何故なのか、その魅力を探る。

毎年9月の第二週の土・日曜に、かつての城下町にあたる市役所周辺の「旧市」で行われる。江戸時代の半ば、藩主の岡部氏が五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭が始まりとの説に加え、大阪の夏祭りを見聞してきた富裕な町人「茶屋新右衛門」が、神社への献灯御輿を奉納し始めたとも言われ、様々な要素を加えられて現在のような独自の様式が出来上がった。今年は試験曳き2015年10月4日(日曜日)宵宮2015年10月10日(土曜日)本宮 2015年10月11日(日曜日)。

「だんじり」とは、車輪を伴った神輿のことを指すが、特に岸和田のものは全て欅作りで、塗装はほとんど行わず、車体の彫刻や飾りに贅をこらした珍しいもの。その豪快な走りっぷりとは裏腹に、三国志などの意匠が精緻に彫られた姿はまさに芸術品。古いものでは明治時代からもう100年近く使われており、大阪の人々にとって伝統の象徴でもあり、非常に大切に保存・維持されている。

多くの人々の力を集めて動く

前方の引綱を握るのは約100人、子供から女性、経験の浅い者からベテランへと力を合わせて一心に駆け抜ける。その動力に対し、ブレーキの役目をするのが「前梃子」というだんじりの前輪に取りついた二人の男性。太い棹を前輪と車体の間に差し込み、左右それぞれにブレーキをかけることで車体の向きを操る。これは重要ですが危険も伴うため、息の合う親戚同士や兄弟が務めることが多い。

後部では20〜30人が「後ろ梃子」と呼ばれる棒や綱を使って、舵の役目を務めます。本体のスピードと急角度の遠心力で、振り離され、しばしば沿道の観客の中に転がり込んでくるほど!だんじりそのものも、「やりまわし」で勢い余って電信柱や沿道の建物に激突して、破壊することも少なくない。そのために周辺の家には「だんじり保険」がかけられているとかいないとか…。

花形の度胸を示す「大工方」

だんじり走行で最も目立つのは、屋根の上で軽やかに跳びはね、両手に持った団扇を閃かせ、華麗にポーズを決める「大工方」。しかしそこにも重要な役割が!前方の「大屋根」は、道の角度やスピードから方向転換のタイミングを後方の「小屋根」へ伝え、「小屋根」係りは後ろ梃子に「今だ!」という合図を送る。

4トンにもなる大きなだんじりを自在に動かすためには、それぞれの役目がお互いに正確に合図を送り、受け、息を合わせるのが重要。たとえ危険でも、大工方の団扇一つを信じ、力を出し切ることで難しい技が決まる。成功の喜びがあればこそ、祭りへの情熱が受け継がれ、観客もその勇壮さだけではなく、一丸となって男達が駆け抜ける姿に感動する。日本一、カッコイイ祭りと言っても間違いではないだろう。きっと体感したら、拍手を送らずにいられないはずだ。

いよいよスタート!ここをチェック

だんじり走行の観覧場所

「祭りのために必ず仕事は休む」「冠婚葬祭は延期してもらう」という岸和田っ子も多く、周辺の民家や商店の二階は全て窓や建具が外され、更に屋根やバルコニーや、さらには電柱の上にまで鈴なりになって見学しています。一番の見どころの「やりまわし」を見るにはこの場所に設定される「有料観覧席」がオススメ!階段状の桟敷席から、各町のだんじりの動く様子を満喫することが出来ます。

ということでしょう。その他にも各所に見せ場がありますが、人気の場所はたいへん混雑する上、道が狭い所も多くあります。ルートマップで確認しながら見やすい場所を探しましょう。だんじりに近寄り過ぎたり、観覧に夢中になって巻き込まれたり転倒したりのないよう、誘導員の指示に従って、気を付けて楽しみましょう。「観客心得」もあるほどのキケンな祭りということを忘れずに!

岸和田だんじり祭り日程

夜明けからヒートアップ!熱い二日間の始まり

祭りの初日「宵宮」は、まずは22台のだんじり全てが集合する「曳き出し」で始まる。朝6時に鳴り響くサイレンを合図に、各町から岸和田港近くの「ベイサイドモール(通称「カンカン場」)」を目指して一斉に出発。出発前には安全曳行を祈願する神事が行われるので、その厳粛な儀式も是非見ておきたい。午前中の町内巡りに続き、午後1時からは岸和田駅前へのパレードが行われる。

一台ずつ、商店街のアーケードを抜けてその雄姿を現した所で、揃いの法被を着た「町衆」が万歳を叫び、盛大に祭り専用の巨大クラッカーを鳴らしてだんじりを称える。風船や鉢巻を投げ上げたり、観衆に屋根上の大工方がご祝儀の景品を撒いたりと、祭り気分が一段と盛り上がります。この場の観覧は沿道のみのため、人混みもたいへんなもの。ぜひ見ておきたいポイントですが、覚悟して欲しい。

全速力で駆け上がれ!ベテランの腕の見せ所

二日目の「本宮」では、午前9時から「宮入り」曳航が始まる。初日とは別ルートで15台がだんじり発祥の地といわれる「岸城神社」を目指し、6台が「岸和田天満宮」を目指します。「やりまわし」ポイントの中でも一番人気で迫力のあるのが、この日に神社の直前にある「コナカラ坂(小半坂)」。急坂を駆け上がるために一層スピードがある上、市街地での曳航ではカーブの手前で一旦停止するのに対して、一息に駆け上がったその勢いでのやりまわしとなります。いよいよ祭りの総仕上げでもあり、男たちの気合が最も入る、祭りのハイライト。

祭りの別の面にも注目してみよう

みやびな夜の姿

日暮れになってからの「灯入れ曳行」もぜひ見ておきたいもの。両日とも19時頃に化粧直しが済み、200個もの赤い提灯が飾り付けられ、昼間とは違って穏やかな歩みで町内を巡り、自町へと帰っていく。ほのぼのと照らされたその姿の優美さに、祭りの「動」と「静」を見て、また新たな感動が。そしてしまい太鼓が鳴り響く中、だんじり小屋の扉が閉められ、熱く長い二日間は幕を閉じる。

女たちの「だんじり祭り」

だんじりを作っている欅の樹には女神が宿るため、女性がその上に乗ることは怒りを招く…という迷信が元になり、かつては女人禁制だったこの祭りにも、現在は変化が訪れています。全力疾走するだんじりの綱を引く役目に元気な女性は欠かせず、法被・鉢巻姿をキメながら、眼を引く髪型にご注目!激しい祭りのため、長い髪をいかにきっちりと結わえるかという点を、細かい三つ編みをたくさん作ることで解消し、また見た目の美しさも追求するという、女性ならではの「気合い」。

髪をかなりきつく引っ張って編み上げるため「地獄編み」「根性編み」とも言われるが、この風習は数年前から地元の美容院によって始まり、今ではだんじりといえば編み込み、というほど。ぜひその美しさへの拍手も送ろう。また、表に姿は見せないものの、各家庭でも祭りのような忙しさが繰り広げられる。この期間だけは!と親戚・縁者が大勢帰省するため、そのもてなしに主婦は奔走する。

だんじり会館で新たな体験

かつての城下町としての街並みを再現した館内には、大型スクリーンで祭りの見せ場が上映され、引退した江戸時代に作られたという最古のだんじり「紙屋町」が展示されている。岸和田市内の各地の個性あるだんじりや、ミニチュアなどの資料も展示されており、ここに行けばまた新しい発見がたくさんある。そそしてあの憧れの「大工方体験」が出来ます!大屋根の模型に乗ってポーズを決めたり、またその頂上からの目線での3D映像を見たり、鉦や太鼓の鳴り物にも触れることができる。暑さと人混みで疲れたら、ここで休憩、というのも良いだろう。

「岸和田だんじり会館」へのアクセス 南海本線「岸和田駅」より徒歩10分、「蛸地蔵駅」より徒歩8分

会館時間 10:00~17:00 入場料 大人600円(小学生以下300円)

http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/36/danjiri-kaikan.html

岸和田市へのアクセス

広範囲に交通規正が行われるため、電車及び徒歩での移動がお勧め。

南海電鉄本線「難波」駅より急行乗車にて「岸和田駅」下車すぐ(所要時間約30分)。しかしこの駅前は非常に混雑するため、一駅先の「蛸地蔵」駅、または手前の「和泉大宮」駅から徒歩で町内へ入るのがおすすめ、という地元の声もある。また、有料観覧場や飲食店の多数集まるカンカンベイサイドモールへは西へ徒歩約10分(1.3Km)。

Sightseeing from oversea

岸和田市国際親善協会などの市民団体が中心となり、外国人のための「だんじりインフォメーション」が南海岸和田駅そばのシルバー人材センター(駅南口から徒歩1分、高架下)に設置されている。

問合せ 岸和田市国際親善協会(マドカホール内 電話:072-443-3800 月曜日休館)

DATA
最寄り駅南海電鉄岸和田駅
公式サイトhttp://www.city.kishiwada.osaka.jp/life/3/
アクセス南海電鉄岸和田駅より徒歩
開催時期年により変動:9月敬老の日の直前の土・日曜
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