京都祇園祭2016/日程は台風でも変わらず◎ちまきは屋台でGet♡山鉾の歴史と見どころ※動画あり

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京都祇園祭2016/日程は台風でも変わらず◎ちまきは屋台でGet♡山鉾の歴史と見どころ※動画あり

祇園祭とは

夏の無事を祈願=2016年7月1日~7月31日開催

7月になると、京都の町は一年で最も華やぐ季節となる。それは待ちに待った「祇園さん」がいよいよ始まる。よく知られる「山鉾巡行」はそのハイライト、7月17日の夜に行われますが、実際にはその前後にもたくさんの伝統的なしきたりに基づいた行事が目白押し。

古く平安時代にその起源は遡り、夏の暑さからくる疫病や災厄除けの行事として「八坂神社」が行う祭事。正式には「祇園御霊会」といいますが、京都の人々は親しみをこめて「祇園さん」と呼ぶ。山鉾が組み立てられ、祇園祭り独特の「コンコンチキチン」のお囃子が流れ出すと、町は祭り一色になり、いよいよ夏の盛りを迎える準備が整う。

厄除け神事から町衆主体の祭りへ

京都は日本の首都「みやこ」として長い歴史をもち、祇園祭りが中断されたのは、町中が焼野原となったと言われる内戦「応仁の乱」、そして第二次世界大戦の混乱期のみ。継続の力となったのは、この祭りを心より大事にして、こよなく愛する町の人々の努力の賜物。実際、古い記録の上でも仏教の権力が強くなり、比叡山延暦寺の圧力で神社の祭礼が中止の憂き目に逢ったものの、町衆は「山鉾巡行だけは行いたい」と強く希望したという逸話が残る。

八坂神社の神事として7月17日に行われる「神幸祭」でご神体を乗せた神輿が神社から街中へ移り、7月24日の「還幸祭」で再び神社にお帰りになるその道筋を清め、祝福するための行事でもありました。町衆がそれぞれ贅を凝らし、その美しさを競い合うにつれて、この山鉾巡行が規模も大きく、より豪華になった。

どんな仕組み?山鉾の謎

山鉾は木で作った巨大な屋台であり下部に木製の車輪を備えて移動する。上部にはお囃子や氏子が乗る屋台が設けられ、その胴体部分には様々な美術工芸品が「懸装品」として飾られる。特に巡行の時には最も高価な飾りつけがされ、その姿は「動く美術館」とも言われるほど。よく見ると西欧から伝わったゴブラン織りやペルシア絨毯などが含まれるのには驚き!かつての京の人々の国際文化への憧れが感じられる。それぞれに乗っているご神体(人形)も精巧な作りで一見の価値あり。

異色な雰囲気のからくり式のカマキリを乗せた「蟷螂鉾」、そして生身の少年を乗せた「薙刀鉾」。その年ごとに神様の遣いとして選ばれた男子を「稚児」として乗せる。この稚児さんは、祭り期間中は決して地上を歩かないよう、常にお付きの人が担ぐ。33台のこの山鉾、大きさは最大12トンの「月鉾」から小さい笠鉾まで様々、どれも色々な物語や由来を表現しているので、知った上で見学すると一層楽しみが増えるだろう。

何度もリニューアルし復活する山鉾

長い歴史の中で、大切に保存されている山鉾、戦災や火災で焼失したり、保存の手立てを失い人手に渡ったりなど、変遷を重ねてきた。近年では、ぜひわが町の鉾を復活させよう!という気運も高まり、最近では大船鉾が2014年に復元された。その他にも「休み山」と言って、巡行には参加できないまでも懸装品だけを展示する鉾もあり、いずれ復帰を計画中だとか。また、現行の山鉾も、丁寧にその木組みや装飾を新しいものに取り換えたり修繕したりしながら、伝統を途切れさせないようにしている。

祭りの見どころ

山鉾巡行のコース

先祭りと後祭りでは出発地と到着地が逆になり、左回り、右回りも反対になるが、四条烏丸の交差点から御旅所前・京都市役所前を通過し、新町御池通の間のルートを通る。例年有料観覧席も設けられるので、ゆっくり堪能したい方には事前予約がお勧め。詳しい案内パンフレットももらえる。(全席指定・3,180円)混雑は覚悟の上!自由に沿道から鑑賞の場合は、HPに巡行時間の詳細や、山鉾の配置図などの資料があるので、それを参考に、どこで観覧するかを決めよう。真夏の京都はたいへん暑くなるので、帽子や日焼け止め、水分補給などの熱中症対策には要注意。

京都祇園祭ハイライト

華麗な山鉾そのものの姿やお囃子連、息の合った音頭を見るだけでも大満足。また、先祭りの先陣をきって動き出す薙刀鉾の稚児による「注連縄切り」も必見。麩屋町に張られた注連縄は、東を神様の領域として西の人間界とを区別する。それを切り、結界を解く役目がこの鉾稚児。鉾に乗った稚児が太刀で一刀両断にすると、観客からは大きなどよめきが。そして巡行が始まる。この時スパッと切れれば今年は縁起よし、だという。

続いての見どころは「くじ改め」。7月2日のくじとり式で巡行の順番を決めるのですが、それが間違いないかどうかを京都奉行(市長が務める)が検分するという儀式。鉾ごとにくじを差し出す裃姿の少年・少女・ベテランなど様々。扇の合図によって、鉾がまたゆっくりと動き始め、この行事も「後祭り」の復活とともに50年ぶりに再現されたもの。

伝統を守る市民の努力により、山鉾巡行は重要無形文化財として指定され、ますますその保存への価値は高まっている。そして忘れてはいけないのが「辻まわし」。数トンにも及ぶ巨大な山鉾を、いかに方向転換させるか、まずは車輪の下に割った竹を敷き、水をかけて滑りをよくしてから、一斉に音頭にあわせて向きを変えていく。その壮大な情景に思わず喝采が沸き起こる。祭りで一番の人気の場面でもあり、二か所ある「辻」の四条河原町交差点は早くから場所取りの人で騒然としているだろう。

神事も一緒に鑑賞しよう

本来は神輿を京の町へ迎えるための山鉾巡行、やや影の薄くなった「神輿渡御」こそメインの行事。三基ある神輿はそれぞれ「中御座(素戔嗚命)」、「東御座(櫛稲田媛命)」、「西御座(八柱御子神)」を祀り、加えて小ぶりの子供用神輿「東若御座」も登場。先祭り、後祭りの両日とも、山鉾巡行の済んだ後の16時頃から出発し、鴨川周辺の町内を練り歩き、その後目的地へ。この「渡御」は、3基の大神輿を総勢1,000人以上もの勇猛な男達により担ぎ揉まれる、勇壮豪快で荒々しい「暴れ神輿」。

おっとり雅な山鉾とは対照的。特に八坂神社の石段の下では「差し回し」が行われるのでその豪快さも必見。また、後祭りには「花傘巡行」が行われる。子供神輿を先導とし、山鉾の原型と言われる花傘(傘鉾)の他、獅子舞・鷺舞・万灯踊等の伝統芸能や、子供太鼓や稚児・児武者等、1000人にも及ぶ大規模な行列。子供や舞妓・芸妓、そして「ミスきもの」、花笠娘等の女性の参加も多いので、たいへん華やか。時間は10時に八坂神社を出発し、ぐるりと一巡するので、寺町と河原町の間ではちょうど山鉾巡行と同時に見られるかもしれない。

祇園祭の魅力

ご利益あれこれ

巡行に先立つ二日を「宵山」「宵々山」と言いますが、各町内の「会所」で展示されている山鉾を訪ねてみよう。それぞれの鉾に関連した護符やグッズの他、一番特徴がある「ちまき」が販売されている。一般的に知られるのは餅のような甘い食べ物、祇園祭りでは笹で出来たお守りのこと。翌年まで玄関の上に飾ると、病気退散や家内安全といった一般的なものから泥棒よけ、学問成就、安産、雷除けなど、様々な御利益があると伝えられる。自分の願い事に合わせ手に入れるのも良い。

宵山ならではのチャンスもある

鉾の待機所「会所」では、その装飾品が外されていたり、間近に見ることが出来たりするのでじっくり見学したい方にはうってつけ。更に、鉾に搭乗できる場合があるので是非たずねてみましょう。ただし、現在でも女人禁制の長刀鉾と放下鉾では男性のみの搭乗となる。搭乗の条件は、寄付金おさめや粽・ガイドブックなどの購入など様々ではあるものの、お囃子の様子や、高さが実感できる機会だろう。

その他の催し

巡行のない日でも、舞や茶道、邦楽の演奏等、あらゆる伝統芸能が神社に奉納されています。それらを一度に、しかも無料で観る事ができるチャンスでもある。興味のある演目が見つかれば、ぜひ問い合わせてみよう。先祭りから後祭りの間の七夜にわたり、誰とも口をきかずに神輿の鎮座されている「御旅所」へ詣でると、願いが叶うという言い伝えがある。元々は舞妓や芸妓の間に伝わっていた風習、7日続けて…が難しい場合も、御旅所ではろうそくの献灯、お守りの授与、祇園囃子の演奏などがあるので、この機会に訪れてみたい。

祇園祭アクセス

沿道への最寄り駅は阪急京都線「四条河原町」駅または「四条烏丸」駅下車がお勧め。

JR京都駅(新幹線・在来線)からはバスよりも地下鉄利用が渋滞・交通規制を回避できて便利。

京都市営地下鉄烏丸線にて「烏丸御池」「四条」「五条」の各駅も最寄り駅ですが、見学希望の場所により、下車駅を選びましょう。また、徒歩でも20分ほどですので、祇園祭にわく京都市中を感じつつ散策するのも素敵だろう。

祇園祭、住所、場所
最寄り駅阪急四条河原町・烏丸駅
公式サイトhttp://www.gionmatsuri.jp/
アクセス阪急各駅より徒歩
開催時期7月:17日と24日が山鉾巡行

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