神田祭2016/女神輿と山車の歴史。730日に一度の神輿♨遷座400年の記念奉祝※動画あり

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神田祭2016/女神輿と山車の歴史。730日に一度の神輿♨遷座400年の記念奉祝※動画あり

江戸の守護神・神田明神

歴史と現代の日本が交わる

日本の首都・東京。かつては徳川将軍のお膝元であり天下の「江戸」と呼ばれていた。その守りとして町の中心に鎮座する神田明神。そこに祀られる神様への一連の奉納行事が「日本三大祭り」「江戸三大祭り」の一つである「神田祭」。毎年5月、100基もの神輿が練り歩き、「附け物」と呼ばれる賑やかなパレードが行われるなど、ほぼ一週間にわたって周辺は大賑わいとなる。神田明神は古書店街の神田、電気とサブカルチャーの町・秋葉原のごく近くにありながら、別世界のようなたたずまいをみせる。最先端の都会の風景と江戸文化の面影の対比の面白さを是非体験してみよう。

天下の祭り、江戸の誇り

法被・鉢巻姿の氏子が大集合し、連日多くの神輿が練り歩く。この祭はその規模の大きさ・華やかさによって、また、江戸城内で将軍の上覧が許された「天下祭り」としても名高いものでした。しかし開催は二年に一度。その理由は、同じように大きな祭り「山王祭」を行う日枝神社と氏子が重なり、経済的な負担を考えて交代で行うことにした。江戸時代の半ばの発達した町人文化の影響でどちらの祭りも盛大な山車を仕立てるなど、規模がどんどん大きくなったこともその原因に。これらのきらびやかで凝った装飾の山車の一つ「加茂能人形山車」は、昭和の初期に復元され、祭り期間中に境内で展示されている。

スケジュールの概要

元々は旧暦の9月15日に行われていたものが、その季節は台風や疫病の多い残暑の頃。そのため、日取りがより穏やかな5月に移され、現在では二年に一度、西暦で偶数年の5月15日に最も厳粛な神事でもある「例大祭」が行われます。そして直前の週末に「神幸祭」「神輿宮入」が対照的に華々しく行われ、神社だけでなく町全体が賑わいをみせる。そ日程は年毎に変わるため、あらかじめHPなどで確認して欲しい。

見どころがたくさん!

初日を彩る「神幸祭」  

土曜日から始まる祭りに先駆けて、三晩にわたって神社の祀る三柱の神様である一の宮「大黒」、二の宮「恵比寿」、三の宮「平将門」の霊をそれぞれ神輿と鳳輦(貴人の乗物)にうつすという神事「遷座祭」。そうして神様の魂を神輿に乗せて町へお連れし、地域を巡ることで人々に幸を与えるのが「渡御」と呼ばれる神輿の行事。朝8時に出発し、両国・日本橋といった氏子108町を通りながら、途中神事なども行いつつ、夕刻に神社へ戻りますが、約30Kmにも及ぶこの行列は、烏帽子・狩衣の白装束の一同に加え、壺装束の女性「乙女」や巫女らも従え、まるで平安時代にタイムスリップしたかのような雅な風情がある。折り返し地点の三越百貨店からは、仮装の武者行列や子供会、張り子行列といった「附け祭」も加わり、最終的には数千人の規模となり、初日から一気に祭り気分が高まる。

まさにパレード!復活した「附け祭」

年毎に様々な工夫がされる「附け祭り」、これが庶民にとっては一番の楽しみでもあった。かつては屋台に歌舞音曲を演じる人々が乗っていたり、大型の山車が曳かれたりしていたものの、明治・大正と時代が遷り変り、また戦争による規模の縮小で一時はすっかり姿を消してしまった。現在、その伝統を復活させようという動きが起こり、かつての「天下祭」の賑やかな行列を再現している。特に人気のあったものが大きな鬼の首で鬼退治を表現した「大江山凱旋」や、地震を起こす原因の鯰を重石で抑えるという地震封じ祈願の「大鯰と要石」の他、異国文化の象徴の象などの張り子。それらをバルーンを使って再現しています。その他にも狛犬、花咲爺といった物語の一場面を表現した引き物の他、江戸の伝統芸「かっぽれ」の行進や、馬追行事が披露された年もある。

熱く燃える「神輿宮入」

翌日曜日はいよいよ祭りの象徴、町神輿の大群が町に溢れます!文字通り朝から晩まで、地域は威勢よい掛け声と、法被鉢巻き姿の担ぎ手でいっぱい。町内ごとに連合を作り、自らの地区を練り歩いた後に神社を目指します。平時は各町の神酒所や御仮屋といった所に保管されている神輿に、前日の夜「神霊入」を行うことで神聖なものを運ぶという思いが生まれ、誰もが真剣そのもの。通りで他の地区と出くわし揉めることもあるが、押し合いへし合いしながら、総勢108の神輿が神社の境内に練り入ると、境内は興奮の渦と溢れる熱気と歓声に包まれます。通りも歩くのがやっとの混雑・賑わいになるのは必至!また、この二日間には神社隣の宮本公園に特設ステージが設けられ、和太鼓の演奏集団がパフォーマンスを披露し、勇壮な気分をいっそう高めます。食べ物や縁日の屋台も多く出るので、普段とは違った街を楽しみながら歩いて欲しい。神田神社では「公式ガイドブック」が販売されているので、もっと知りたい!という方は必ずゲットしよう。

厳かな境内での神事

神様への奉納の儀式あれこれ

町の賑わいがひと段落したのち、本番でもある「例大祭」の前日にはがらりと雰囲気の違う行事が行われる。まずは表千家家元による「奉仕献茶式」。茶道関係者による厳粛な雰囲気の中、濃茶と薄茶を明神様へのお供えとして奉納する。夕方からは「明神能」が始まる。祭りの神事の原点とも言われるこの舞台は、かがり火を焚く中、面をつけ無言で演じることで神様との距離を近くする、神様になりきるという「神事能」でもある。当日は18時から雅楽の演奏と巫女による舞があり、解説を受けた後20時半まで上演されます。観覧チケットは2月より発売され、当日券も少数あるので、幽玄の世界を味わってみて欲しい。

そして例大祭

この行事が神社にとっては最も重要で厳粛なもの。明神会館にて、神職の他、各氏子町の代表たちが集まって、神事を行います。内部は関係者のみ…というのが残念ですが、入場前の厳粛な雰囲気を見学に訪れる人も少なくありません。正装した巫女による「浦安の舞」、「胡蝶の舞」、また国生みの神話を元にした仮面の無言劇でもある「創生神楽」などが粛々と繰り広げられる。この行事も長らく途絶えていたが、2003年から、285年ぶりに復活した。

陰祭りもあり

町をあげての盛大な神輿宮入は二年に一度ですが、その間の奇数年にも14日の献茶式や明神能、15日の社殿での例大祭は毎年行われます。そして各氏子町は交代で各町内にて神輿行列(渡御)を行うので、機会があればその地区を訪ねてみると、静かな神田祭を鑑賞できるかも。特に「将門塚保存会神輿渡御」が将門塚より出発する。江戸の町の守り神、京都に対して関東の英雄でもある将門こそが、一番の主役なのかもしれない。

DATA

最寄り駅JR中央線御茶ノ水駅
公式サイトhttp://www.kandamyoujin.or.jp/event/detail.html?id=59&m=00 
アクセスJR御茶ノ水駅より徒歩
開催時期2年ごと:直前の土曜から5月15日まで

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