島原城/武家屋敷の歴史と島原の乱、見どころは七万石武将隊!?※アクセス、入場料

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島原城/武家屋敷の歴史と島原の乱、見どころは七万石武将隊!?※アクセス、入場料

島原城とは

そびえ立つ5重の天守は圧巻

島原駅の目の前にそびえ立つ島原城は1618年に松倉重政によって築城された。現存するものは石垣と堀などにとどまっており、天守やさまざまな櫓などは復元されたもの。天守は本来のものとは少し異なりますが、5重の天守には誰の目から見ても圧倒的な迫力をとなっている。

火山灰や溶岩流から形成された地盤は良くも悪くも城の特徴。頑丈な地盤ではあるが築城に関しては大変な難工事で、工事に関わった人々は後に一揆を起こし悲しい歴史を残すことになる。

悲劇のキリシタン弾圧

日本の歴史上、最も大きな一揆として知られる「島原の乱」は松倉重政と息子勝家の悪政に対し農民やキリスト教徒が引き起こした内戦で、日頃から過酷な年貢やキリシタン弾圧に耐えかねた人々が天草四郎の強力なリーダーシップのもと立ち上がる。幕府軍は苦戦を強いられるが兵糧攻めの末に何とか乱を鎮圧する。人はすべて平等であるというキリスト教の考えは幕府にとっても都合の悪いこと。島原の乱をきっかけにキリシタン弾圧は一層厳しくなり、聖母マリア像を踏ませる「踏絵」を行いキリスト教を徹底的に排除した。

島原の乱はキリシタン弾圧だけでなく農民一揆や浪人一揆も絡んだ複雑なものだったという。人々の生活が苦しく、その苦しさをキリスト教の教えに救いを求めたというのは紛れもない事実であり、苦しい生活にあってさらに城を作るという重労働を課せられた人々が一揆を起こすのも無理もない。

若きカリスマ・天草四郎

若干16歳の総大将・天草四郎は関ヶ原の戦いに敗れて斬首されたキリシタン大名の家臣の息子。謎も多く出生や生年もはっきりしていない。

海面を歩いたことがある・盲目の少女に触れただけで視力を与えるなど神的な逸話を残している。16歳の少年が数万の人々を率いて戦ったということは客観的にも信じがたいが、歴史に名を残している以上相当のカリスマ性を持っていたことが伺える。

人々の犠牲の上に建つお城という悲劇

松倉重政という人は城を持てるほどの大富豪だったというわけではない。しかし身分に合わない立派すぎるお城を作って大出世しようという野望があり、豪華なお城の築城を決めてしまう。当然、あらゆる負担は領民にのしかかってくる。こうした無理の積み重ねが島原の乱につながったのは紛れもない事実である。豪華絢爛なお城は、人々の生活の犠牲によって建てられたお城ということでもある。

島原城の見どころ

個性的でシンプルな城

現在天守台に建っているのは復元天守で、内部はキリシタン資料や当時の政治に関する資料を展示する資料館になっている。1874年に廃城となって以来城跡は荒れ果てていたが、1964年にようやく復元された。「城の個性」とも言える破風が一切ないのが特徴で、独特な雰囲気を醸し出している。

独立式層塔型5重5階で最上階は廻縁高欄を戸板で囲っていたことから「唐造り」であったとされる。

当時築城には7年の歳月が費やされたと言い、桃山期の建築様式が採用された。

鉄壁の防衛対策は石垣に見られる

現存する建造物は移築されて残っているもの以外はなく石垣が残るのみ。しかも石垣も近代化の途中で破壊されて傷みの激しい箇所も多く時代の変化を感じずにはいられない。

石垣は攻め込むには非常に困難を伴う作りとなっていることから、太平の世に入ってからも守りに力を入れていたことが伺える。

キリスト教に関する資料は天守内だけでなく外にも見られる。凛々しい姿の天草四郎像や十字架のような紋が彫られた墓碑があるなど悲しい歴史があったことを静かに物語っている。

春は桜の名所に

桜の名所としても知られており約250本のソメイヨシノが3月下旬~4月上旬にピンクの花を咲かせる。一部は桜のトンネルを作り出し、その中を歩く気分は爽快。見ごろを迎えるころには赤提灯がほんのりと灯り、夜桜見物を行う人たちで賑やかになる。

300年以上の歴史があるが悲しい歴史の中にも桜は咲き続けた。

歴史と人々の思いが眠る場所

島原の乱は4万人に満たない一揆軍と12万人の幕府軍が戦った場所。これだけ戦力の違う戦いが起きればどのような結末が待っているかは容易に想像できる。女性や子供までも戦いの犠牲となり、掘れば当時の人々の骨が発掘されるような悲しい場所。しかし3方向を海に囲まれている岬にあるという立地は海を眺める絶景ポイント。当時の人たちの気持ちに思いを馳せながら、美しい眺めを堪能してもらいたい。

撮影スポット

シンプルながらも映える城

シンプルな造りの城がすべて入り込むような写真を撮りたいなら堀の南側にある市役所庁舎前か八尾病院直下の堀に下りてカメラを構えるのが最高。特に桜の季節は名所と言われるだけあって堀を一周する桜が白亜の城を引き立てる。

朝焼けの空と一緒に写真に収めたいなら、山側から有明海方面に向かって撮影するのがベスト。オレンジ色の空にシルエットとなった城が印象的。

天草四郎の気持ちに思いを馳せる

天守を睨みつけるように立つ天草四郎像の真横に陣取り、斜め下から天守を撮影するのも味がある。何を思って天守を睨んでいるのか、ついつい考えてしまいそうになる1枚が。

城下に目を向けてみるのも面白い。武家屋敷は約400mの街並みが保存され3つの邸宅が一般公開されている。水路の水は地元の人々によって美しく保たれており、清流を泳ぐ錦鯉を撮れば芸術的な1枚が。水の都と呼ばれる島原を象徴する写真が撮れることだろう。

島原城アクセス

アクセスと詳細情報

島原鉄道島原駅から徒歩5分、車の利用なら長崎道諫早ICから約1時間。駐車場は一般車両が320円で天守と復興記念館などは共通入館料・大人540円、高校生以下270円の支払いが必要。12月29日と30日の2日間は休館となるが、その他の日程は無休で9時~17時半の営業。

熊本港とはフェリーの運航もあり、超高速フェリーで30分、通常のフェリーでも60分と便利なアクセス。

島原名物「具雑煮」は外せない

城の堀端、市役所庁舎の前にある「姫松屋」は島原の郷土料理が味わえる名店。旅行中は何かと御馳走三昧で舌もお腹もお疲れモード。名物「具雑煮」は盛りだくさんの具材が入った雑煮。野菜や肉、魚から染み出る出汁は優しく素朴、家庭的な味にホッとする。

刺身や天ぷら、海苔巻とともにガッツリ食べたいと言う人にもおすすめ。

具雑煮は島原の乱で原城に籠城した天草四郎が食べたのが起源といい、「姫松屋」は老舗中の老舗。

水の作り出す美しさにも注目したい

静かな街並みの中にある水路に約150匹の鯉が放流されている場所がある。実は島原は水の都としても有名で、島原の湧水群は日本名水100選にも選ばれている。

島原城入場料、営業時間

住所長崎県島原市城内1丁目1183-1
電話番号0957-62-4766
最寄り駅島原駅
駐車場あり・普通車310円
休日12月29日30日
営業時間9時~17時30分
料金一般540円 小中高生270円
トイレあり
公式サイトhttp://shimabarajou.com/
アクセス島原鉄道島原駅から徒歩5分

 

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