大洲城/ねずみがシンボル!?天守閣の復元で百十余年前の愛媛の記憶※アクセス

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大洲城/ねずみがシンボル!?天守閣の復元で百十余年前の愛媛の記憶※アクセス

大洲城とは

築城三大名人の築いたお城

愛媛県には今治城や宇和島城、伊予松山城など有名なお城が多く存在するが大洲城は藤堂高虎が大改築に携わった城として知られる。

藤堂高虎は、加藤清正や黒田官兵衛と並んで「築城三大名人」と称されている人物。特に加藤清正と対比されることが多く、その違いは石垣の特徴にはっきりと表れている。加藤清正が石垣の反りにこだわったのに対し、藤堂高虎は石垣の高さを重視した。現在の大洲城の石垣も高さはあるが、野面積みという石を形成せずに積んだ古い方法を取っているのも特徴のひとつ。

大洲城の歴史を紐解く

大洲城はもともと1331年の鎌倉時代末期に伊予宇都宮氏によって築城された。肱川と久米川の合流点に当たる場所(地蔵ヶ岳)に築城されたこともあって地蔵ヶ嶽城などと呼ばれる。大洲街道と宇和島街道の接点に位置した場所である大洲は交通の要所でもあった。宇都宮氏はこの点に目をつけた。藤堂高虎が大洲城の大改修を行ったのは1573年、1609年に入場したとされる脇坂安治の治めた時代に、天守などの代表的な建造物が作られた。

「宇都宮さん」が全国最多

築城主宇都宮豊房は元々下野宇都宮氏(栃木県)の血筋で1300年代に守護に命じられたことから伊予に国入りしその後約200年に渡り支配し続けた。下野宇都宮二荒山神社から分祀を行い伊予宇都宮神社に下野宇都宮氏が奉納を行うなど下野宇都宮氏との関係は非常に深かった。

実は「宇都宮」という苗字が最も多いのは県庁所在地に名が残る栃木県ではなく愛媛県となっている。

悲しすぎる人柱伝説

城を建てる際の高石垣工事は大変な難工事であり、下手の石垣がどう工夫しても崩れてしまうため「祟り」という噂が広がった。神の怒りを鎮めるために人柱を立てることになった。名乗り出る者がいないためくじ引きで決めることになり、運悪くくじを引いたのが「おひじ」という娘だった。おひじは最後に「城下の川に自分の名前を付けてほしい」と言い残して人柱となり、石垣は崩れることなく完成した。城下に流れる川には「比地川(肱川)」と名付けられ、おひじが暮らした町を比地町と名付け、現在も地名が残っている。

大洲城の見どころ

見応え十分の櫓

台所櫓、高欄櫓など4棟が現存する建造物でいずれも国の重要文化財。台所櫓は土間と煙出し用の格子窓が特徴で、1857年の大地震で崩れるも1859年に再建され、1970年には解体修理が行われた。

高欄櫓は城内を一望でき天守とは多聞櫓でつながれ、屋根には軒唐破風が施され擬宝珠のついた高欄が張り巡らされている。地震大破した後1860年に再建、台所櫓とともに1970年に解体修理が行われた。

市民によって復元された正確な城

明治期の廃城令によって城内の建造物の多くは破却されて姿を消したが、地元住民の保護によって天守と櫓の一部は残された。しかし老朽化が進んだ上に、構造上の欠陥が発覚した天守は、惜しまれながら1888年に解体され、現在の天守は2004年に市民の寄付などにより忠実に再現する形で甦った。木造であったため建築基準法に触れることから再建に多くの難題が付きつけられたが、結局は当時の姿のまま甦った。内部構造が詳しく記された資料が多く残っていたことも正確に再現できた要因のひとつ。

春は満開の桜を楽しもう

春は城をバックに桜見物に訪れる人で賑わうスポットに変貌、約200本のソメイヨシノが一斉に咲き誇る。4月上旬~中旬が見ごろで、夜はライトアップされた幻想的な光景が訪れる人に人気。肱川の対岸から眺めると、絵画のように見えるから不思議。桜のトンネルのような派手さはないが、控えめに佇む桜がより一層城の美しさを引き立てている。

多くの歴史的建造物が解体された時代

明治維新後大洲城の多くの現存建造物は破却されることとなるものの、多くの人たちの働きかけによって天守や櫓の一部は保存されることになった。しかし天守は1888年に老朽化が進んだことが決め手となり解体される。

現存櫓は要チェック項目!

現存する台所櫓や高欄櫓、肱川の堤防上に位置している苧綿櫓はいずれも国の重要文化財に指定された貴重な建造物。特に三の丸南隅櫓は大洲城では最も古い建築物であり歴史の流れを感じさせる重厚感は見どころたっぷり。天守は古写真などをもとにして伝統工法を用いた復元天守ではあるが、その外容の美しさと豪壮な姿は、訪れる人の心を十分に魅了してくれる。多くの資料が残されていたこともあって当時の状態が忠実に再現されているのも非常に稀であると言える。

撮影スポット

城ファンも認める復元天守

復元天守の多くは、見る人の中には手厳しい評価をする人も多いが、大洲城は建築に関わる資料が多くあり忠実に再現されていることから城ファンにも人気で天守を中心に写真を撮影するのがおすすめ。

桜の時期なら城に重なる桜も被写体にしたいところ。桜で覆いつくされることがないため風情ある1枚が撮れそう。ライトアップされた夜桜も人気。

天守は午前中に本丸の左端から撮影するのがポイント。午後は肱川の対岸、駐車場付近からの撮影がベストスポット。山全体が入り込んだ写真が期待できる。

自慢の石垣は城山公園から

天守とふたつの櫓を1枚に収めたいなら肱川に築かれた城側の堤防を下流に下って、静かに振り返ってみよう。お気に入りの写真となること間違いなし。加藤家の菩提寺にあたる曹渓院から眺める天守も素敵。本丸の内側からの風景が広がる。

城山公園は巨大な石垣を見上げることのできる最高のスポット。名城をバックに記念撮影におすすめ。

アクセスと営業案内

大洲城アクセス

JR予讃本線伊予大洲駅下車徒歩約20分。バスを利用するなら枡形バス停を下車。車の場合は松山道の大洲ICを降りて国道56号線に乗る。駐車場は市民会館前の有料駐車場が便利で1時間150円、30分おきに80円加算。50台の駐車が可能。

城内は無料だが天守内部へ行く場合には入城料が必要となる。大人500円中学生以下200円。幼児無料。営業時間は9時~17時で16時半まで入城可。

ネズミが住む城!?

天守復元の際、工事に携わった大工が粋な計らいをしたことで話題を呼んだ。通常は柱で見えないが、木彫りのネズミを作っていた。ネズミには予知能力があるとされ火災に遭いそうな場所に住みつかないと言われている。とは言っても本物のネズミを住まわせるわけにはいかないため、木彫りのネズミを作ったのだとか。

天守4階に住むネズミには4階の屋根裏、現在は鏡でその姿を確認することができる。

親子で大洲のレジャーを楽しもう

おひじの伝説でも知られる肱川だが、周囲の景色や自然を楽しみながら行うカヌー体験ができる珍しい川でもある。肱川の流れは比較的緩やかなため、小さい子供や初めての体験でも安心して体験できるようになっている。インストラクター付きの安心コースや自由に楽しめるコースもあるのでぜひ体験してみてはどうだろう?

大洲城アクセス

住所愛媛県大洲市大洲903
電話番号0893-24-1146
最寄り駅JR大洲駅
駐車場あり
休日12月29日~31日
営業時間9時~17時
料金一般500円 中学生以下200円 5歳以下無料
トイレあり
公式サイトhttp://www1.ocn.ne.jp/~ozu_jou/index.html
アクセスJR大洲駅から徒歩20分

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