目も舌も楽しませる【和菓子】

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目も舌も楽しませる【和菓子】

これはもう工芸品?

色、形のバラエティ

もしこれまで和菓子屋さんに行ったことのない人が初めて訪れたとしたら……、「これは本当に食べ物なの?」と驚くことでしょう。色も形も繊細で、和菓子は工芸品のような美しさだからです。また、和菓子の最大の魅力は、四季おりおりに合わせて多彩なものがあります。例えば、餡(あん)や求肥(ぎゅうひ)に自然からとった色をほどこし、季節の植物などを形作る「練切(ねりきり)」は、その美しさとともに種類の豊富さに驚かされます。

「練切」の他にも、「干菓子」、「饅頭(まんじゅう)」、「餅菓子」、「羊羹(ようかん)類」、「蒸菓子」など、製法や形状によって多種多様です。

また、茶席では季節感をとても大切にしました。そのために一年を24で分割した節気に合わせて和菓子が考案されたことなどで、種類はどんどん増えていきました。いまでも伝統的なものをベースに、店や職人によっても新しい和菓子がたくさん生み出されています。

季節ごとの和菓子

試みに、季節ごとの和菓子をざっと挙げてみましょう。

お正月には、めでたさを表現してツルやカメの形、紅梅の形を表現した「練切」。春には「桜餅」や「道明寺」。初夏には、川を泳ぐアユをかたどった「鮎」。夏は喉越しのよい冷たい「水羊羹」。秋には、栗やカキを用いたり、形をまねたりするものがたくさん登場します。

冬は、白ウサギを形どった「練切」や、やがて来る春を思って作られた緑色の「鶯餅(うぐいすもち)」、艶やかな葉を使った「椿餅」もあります。季節ごとに自然をモチーフにした干菓子なども合わせれば、その種類は無限といってよいほどです。和菓子の多彩さにはただただ驚くしかありません。

香りにもひと工夫

季節を感じさせるということでは、姿とともに香りもポイントです。「桜餅」を包む塩漬けのサクラの葉、「草餅」に使われるヨモギの香り、夏ならさわやかな青梅の風味、ユズの皮を用いた「ユズ饅頭(まんじゅう)」など、口に含むと感じるほのかな香りが自然の変化を物語る。

暮らしに結びついた和菓子

季節の行事に合わせて

季節感を味わうということでは、季節ごとの行事に合わせた和菓子もあります。3月の桃の節句では、可愛らしい「雛(ひな)あられ」、「菱餅(ひしもち)」5月の端午の節句では、笹に包まれた「粽(ちまき)」やカシワの葉で包んだ「柏餅」。中秋の名月の頃には、「月見団子」が作られます。

家庭で手作りした素朴なものも

もちろん和菓子は茶席で用いられるような高級品ばかりではありません。日常的に食べられる「大福」、「最中(もなか)」などもあります。「おはぎ」のように、もともと家庭で手作りしてきたものも多く、そこにも素材の持ち味を生かした伝統的な手法が存在します。

ヘルシーさも大きな魅力

素材のほとんどが植物性

和菓子づくりの材料は、小豆、白インゲン豆、もち米、米粉、自然薯など、植物性のものが大半です。甘みをつける砂糖、夏の和菓子に用いられることが多いクズや寒天も植物性。せいぜい、「カステラ」などの南蛮渡来のお菓子や「どら焼き」の皮などで、卵を使う程度でしょうか。大量のバターや牛乳を使用したり、油で揚げたりする洋菓子と比べると、和菓子がいかにヘルシーなものかわかるでしょう。健康的な料理として世界で注目される日本食。和菓子もそこに連なる食文化の一つに他なりません。

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